山梨大学工学部 土木環境工学科 山梨大学 工学部 土木環境工学科

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就職・進路は?

就職・進路

最近3年間の主な就職先

国家公務員
地方公務員
防衛省東海防衛支局

山梨県、東京都、静岡県、長野県、新潟県、愛知県、岐阜県、富山県

甲府市、甲斐市、 山梨市、 大月市、甲州市、
静岡市、 浜松市、富士市、富士宮市、豊橋市、岡崎市、富山市、川口市 など

道路、鉄道
電力、ガス
首都高速道路、中日本高速道路(NEXCO 中日本

鉄道運輸・建設施設整備支援機構、東海旅客鉄道(JR東海)、東日本旅客鉄道(JR東日本)

東京電力、東京ガス、電源開発 など

総合建設業 大成建設、鹿島建設、大林組、清水建設

三井住友建設、西松建設、竹中土木、名工建設 など

コンサルタント 日本工営、パシフィックコンサルタンツ、建設技術研究所、
オリエンタルコンサルタンツ、エイト日本技術開発、大日本コンサルタント、
基礎地盤コンサルタンツ、計量計画研究所、日本水工設計、
サンポー、ハヤテ・コンサルタント など
進学 山梨大学大学院、東京大学大学院、東北大学大学院、九州大学大学院 など

受験生の皆さんへ


近年の就職状況は幸いにして非常に安定しています。就職率は毎年ほぼ100%であり、学生のほとんどは希望する業種、希望する地域の官公庁・企業に内定しています。卒業生は、官公庁から民間企業に至る幅広い業種へ就職実績がありますので、ご安心下さい。

 

Q.建設分野の就職状況は良好ですか?

A.団塊世代の大量の退職や東日本大震災の復興需要等から、建設分野の就職は現在売り手市場となっています。また、2021年東京オリンピック開催後も、社会の基盤となる施設を新しく建設したり、現在ある施設を維持管理する仕事は、今後も一定のニーズがあり、無くなることはありません。
土木環境工学は、工学分野では公務員(土木職)への就職が有利な学科です。公務員の募集人数は、工学部他コース/学科の5倍以上あります。土木環境分野の技術者は、社会の幅広い分野で活躍しています。

Q.山梨県外の受験生ですが、就職で不利にならないでしょうか?

A.下のグラフは、出身地域別に、どこの地域※1に就職したのかを示しています。山梨県内出身者の6割以上が山梨県内に、約3割が東京都に就職しています。一方、山梨県外出身者の5割以上が出身地に、約3割が東京に就職しています。本学科には地元志向の学生が少なくありませんが、希望する地域、希望する業種に就職しています。
実績からおわかりいただけるように、山梨県外出身者が、出身地での就職において不利になるような事はありません。

※1 本庁や本社の住所で分類しています。

 

学部生の就職活動記事

建設業就職者(H君)の例
1.就職活動を開始したときから内定までのスケジュール(就職先:大成建設株式会社)
3年次
夏休み 山梨県庁と中堅ゼネコンにてインターンシップ参加。
12月 就職活動開始(マイナビ、リクナビに登録し、気になる就職先にエントリー)。山梨大学にて開催されたOBによる企業説明会に参加。山梨県就職ガイダンスに参加し、県内の就職先をチェック。
1月 内定先のリクルーターの方と面談。
2月 WEBテスト、本エントリー、本社訪問、リクルーター面接。
3月 筆記試験、選考面接(数回)
4年次
4月 最終面接、内々定
10月 内定、内定式
2.どのようにして就職先を決めたのか、志望理由
 私は大学生活を通して、世界を舞台に、日々様々な問題に立ち向かい、奮闘している先生方と接しているうちに、発展途上国などで環境に恵まれず困っている人たちを、土木技術・環境技術の面からサポートする技術者になりたいと思うようになりました。そのためには、最先端の技術を習得し、しっかりとした経験を積み、技術者として大きく成長する必要があります。私の就職先は、土木分野、環境分野が幅広くあり、日本だけでなく世界でも実績のある会社であります。そこで、そのような環境の中で、活動することが出来れば、日々大きな課題と向き合い、技術者としてだけではなく、人間としても大きく成長できるのではないかと考え、就職先を決めました。
3.どのように就職活動をしたのか
 インターンシップや企業説明会など様々なイベントに可能な限り参加したり、また先生方や、大学院に進学している先輩方にアドバイスを頂いたりと、多くの人々の話を聞くように活動しました。実際に、体験したこと、聞いたことが進路を決めるうえで非常に重要なものとなりました。
4.就職活動のアドバイス
 あまり自分自身のなかでの枠を作らず、広く選択肢を持ち、様々な経験を積むことが大切だと思います。就職活動は思いがけない発見・出会いがあります。進路を自分一人で決定することはとても難しいです。先生方、学生支援課の職員の方、OB・OGなどといった山梨大学の人々、社会人の方々、また友人、家族など多くの人の考え方に触れ、ベストな答えを見つけていってください。

官公庁就職者(K君)の例
・公務員を目指した動機
祖父が町役場職員だったことをきっかけに、中学生の時に職場体験として町役場にお世話になりました。普段何気なく暮している町を支えている市町村役場の方々の仕事姿を知ってから、自分自身も一生をかけて地元に貢献していける仕事をしたいと考えて地方公務員を志望しました。
・就職活動で具体的にどんなことをしたか、工夫した点など 兼子さん2
研究室に公務員志望の学生が多かったので、お互いに分からない筆記試験問題を教え合いました。履歴書の添削や面接練習、集団討論などを学生のみで積極的に行い、周囲が努力する姿をみて自分自身も努力し続けることが出来ました。また,以前国土交通省に勤務されていた教授に公務員対策講座をしていただき、教養・専門筆記対策から個人面接や講座を受けている学生で集団討論などの口頭試験対策も行ったことも県庁・市役所の採用試験合格につながったと思います。土木公務員を目指すうえで非常に恵まれた環境と思います。
・就職活動を開始したときから内定までのスケジュール
3年次
4月 山梨大学で実施されている東京アカデミーの公務員講座(教養試験対策)を受講開始,※3年3月まで講座あり。
12月 民間企業就職活動開始。合同企業説明会に参加し、民間企業数社にエントリー。
1月 県庁職場見学会参加。
3月 民間企業の筆記試験、選考面接。公務員筆記試験(専門教科)対策開始,※6月下旬まで実施。
4年次
4月 大学教授による公務員講座受講開始。県庁エントリー。
5月 履歴書添削(協力:教授・友人・先輩・キャリアセンターなど),※6月下旬まで実施。市役所エントリー。
6月 口頭試験対策開始(個人面接練習、集団討論練習),※7月下旬まで実施。県庁1次試験(筆記試験(教養・専門))。市役所1次試験(集団面接)。
7月 県庁2次試験(小論文・個人面接・集団討論)。市役所2次試験(SPI試験・集団討論)。市役所3次試験(個人面接)。
8月 県庁合格発表。市役所合格発表。
9月 県庁・市役所必要書類提出。

修了生・卒業生からのメッセージ

道路関係就職者

藤森弘晃さん(2017年3月修了)
中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)

 私は山梨大学で学部・大学院を通じて地盤工学研究室(荒木助教)に在籍し、主に地下水位より上の不飽和地盤と呼ばれる地盤に関する研究を行っていました。主な研究内容は、現場から採取した土を使って模型を作製し、振動を加えることで、地震時に実際の地盤がどのように沈下するのか、どのように破壊するのかを実験から予測するというものでした。毎日、研究室のメンバーと土まみれになりながら実験をしながら過ごした日々はかけがえのないものであったと思います。

現在は中日本高速道路株式会社に就職し、高速道路の保全の仕事をしています。担当する業務としては、高速道路上の舗装の改良や遮音壁の更新、橋梁の塗装塗替等の工事があります。大学で土木工学や地盤工学を学んできましたが、社会に出てもまだまだ勉強しなければならないことばかりです。また、保全の現場は日々様々なことが起こり、計画通りに仕事が進められなかったり、調整がうまくいかなかったりといったことがよくあります。しかし、毎日違う発見があり、それについて勉強するということを繰返すと徐々に自分の成長が感じられるようになり、仕事が楽しくなっていくと思います。

山梨大学で過ごした6年間で学んだこと、経験したこと、出会った人々はすべて自分の貴重な財産になっています。今はもしかしたら漠然とした将来のイメージしか持ってないかもしれません。私もそうでしたが、大学で土木工学の技術的な部分を学び、それと同じくらい学外で色々な経験をすることで、自分の世界が広がり、選択肢を多く持てるようになりました。世界は皆さんが想像するより遥かに広いです。山梨大学で土木を学び、世界に羽ばたける技術者になっていただきたいと思います。

コンサルタント関係就職者

石井篤志さん(2016年3月卒業)
日本工営株式会社

 学生時代、地盤工学研究室(荒木助教)で、土砂動態について研究していました。主な内容は、伊豆大島や、山梨県早川町の斜面災害を中心に、現地調査や、現地で採取した試料を用いて土質試験を行い、それを基に斜面崩壊確率を算出するというものです。学部生ながら、様々な場所での現地調査や、学会発表等の機会を与えていただき、大変貴重な経験をさせていただきました。

現在は、建設コンサルタント会社である日本工営(株)仙台支店に勤務し、軟弱地盤対策、構造物基礎調査等を担当しています。学生時代の研究分野(斜面災害)とは異なりましたが、学生時代に培った土木工学・地盤工学の基礎知識、研究活動を通じて学んだ答えを導くための考え方、研究発表での分かりやすく説明する工夫等、学生時代に学んだ様々なことが、業務を進めていく上で、大変役に立っています。

建設コンサルタントは、いまいちピンとこない職種かと思います。わたしたち建設コンサルタントは公共物を対象に仕事をすることが主であり、その業務内容は多岐にわたります。一つ一つの業務に対して、様々な調査、検討を重ね、“社会にとってより良いものを提案する”ことにやりがいを感じながら、日々奮闘しています。

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